NKバルブ

ダストに強いバルブ
特殊弁体構造により、弁開閉時にシート面(弁座)に付着したダストを除去します。そのためダストの多い製鉄所の設備から発生する副生ガスの高炉ガス(BFG)やコークス炉ガス(COG)、転炉ガス(LDG)用バルブに多く使われております。

優れた遮断特性
シールリングをシート面に強力圧着してノンリークでガスを完全に遮断します。更に安全を確実にする為に水封弁としての使用も可能です。

高い安全性
ガス流入側と流出側の各々に独立した弁板を設け、「二重閉塞構造」であるため非常に安全です。

シール部(シールリング)の摩擦なし
弁板の転回運動と緩締運動を独立させた機構により、バタフライ弁の弱みであるシール部分の摩擦をなくしました。
これによりシール部分の摩擦を低減させ、開閉動作を繰り返してもガス遮断性の低下を防ぎます。

二重遮断への対応
現状推進されております二重遮断におきましてNKバルブを使用する事により下流部に閉止フランジの設置等が簡単に行え、完全な二重遮断に向けた取り組みが容易となります。

万一の危険の対応
有害ガスの万一の危険に備えて、水封にて目視漏洩検知が可能で、NKバルブ内部放散による域外放出あるいは水封閉塞が簡単に行えます。

圧力損失が少ない
弁体(弁箱)を球体形状としている為、ガスの通過面積が大きく、流れが滑らかで圧力損失が少ないです。

故障が少なく長寿命
全国の製鉄所に納入実績があり、故障も少なくオーバーホールをしながら50年以上経つ現役のバルブもあります。

小型・軽量で設置が容易
水封弁として使用の際はV字型水封管のように設置に広いスペースを必要とせず、水封に必要な水量も少なく環境に優しく基礎等も簡素化可能です。